愛奈美の心の想いを詩とエッセイで綴ります!! <薔薇城の愛 Memorial V/ばらじょうのあい メモリアル 3/The ai Memorial of the rose Castle> / Webmart−友愛

Earth-Poem&Essay-心の糧に〜明日への希望

不思議なお話

Photo by ⇒Manami
愛奈美2004年の頃−東京のホテルにて

昔々(十年一昔)一人の男がひょんな事で子供を授かりました。
ある日の眠れぬ夜、月夜の河原を散歩していました。

ゆっくりと歩いていくと・・・・・
その先に見える橋の袂から不思議な声が聞こえてきました。
何かなと思い、近づいてみると
だんだん大きく聞こえてくるその声は赤ちゃんの泣き声でした

こんな夜更けにどうした事でしょう?
あたりに人影は見えません。
不思議に思い近づいてみると、一通の置き手紙とともに
タオルにくるまった赤ちゃんが泣き叫んでいました。

東京都庁−2004年8月愛奈美撮影

手紙を開いてみると
《私はこの子を育てる事が出来ません。
どなたか、この子を貰ってくださいまし》としたためてありました。

その男は、その赤ちゃんを不憫に想い
頂いて育てる事に決めました。
その子を抱きかかえ、家路につきました。
途中でミルクやほ乳瓶おしめなどを買い求め
家にたどり着いたのは夜も更けた朝方でした。
その間赤ちゃんは泣きやむ事がありませんでした。

やっとの思いで家にたどり着き
(きっとこの子はお腹が空いているんだ)と想い
先ほど買ってきたミルクを作り与えてみましたが
どうやっても、いっこうにミルクを飲もうとしませんでした。

東京都庁を望むホテルにて−愛奈美

困り果てた男はふと思いつきました。
(きっと、お母さんのオッパイが恋しいのだろう)
そうだ、私のオッパイをしゃぶらせてみよう!そう思った男は、早速上着を脱ぎ捨て、赤ちゃんにオッパイをしゃぶらせ始めました。

2005年元旦初日の出−自宅の玄関にて・撮影愛奈美

すると不思議に、赤ちゃんはオッパイをしゃぶりながら
スヤスヤと眠り始めたではありませんか。
この子は、よほど人肌が恋しかったのでしょう。
お乳も出ないオッパイでも安心して眠ってしまった。
これを見て、男も安心して眠ってしまったのでした。

さて、
赤ちゃんの泣き声に目覚めた男は
自分の胸元を見てビックリしてしまいました。
なんと、数時間のうちに胸が膨らんでマシュマロみたいに柔らかく
女性のような大きなオッパイが自分の胸元に出来ているではないか?
これは、いったいどうした事か?
訳もわからず、男は戸惑うばかりでした。

愛奈美2004年8月の頃−FTM日本十周年記念の会場にて

そう思いながらも、
男は又ミルクを作り赤ちゃんに飲ませようと努力してみるものの
一向に、ミルクを飲む気配がありません。
しかし、男は泣き叫ぶ赤ちゃんが不憫でなりません。
仕方なく、大きく膨らんだ自分のオッパイを赤ちゃんに与えてみました。
すると、赤ちゃんはオッパイをしゃぶりながら
スヤスヤと眠ってしまうのでした。

お乳も出ないオッパイなのに男はとっても不思議でした。
でも?このままでは赤ちゃんが飢え死にしてしまう。
何とかミルクを飲んで貰う方法を考えなくては?
考え事をしていた男は、いつの間にか眠ってしまいました。

中頓別町の家屋−2008年9月・撮影愛奈美

再び目覚めた男は、赤ちゃんが泣き叫んでいる事に気づきました。
きっと、お腹が空いているのだろう?
男は、ミルクやジュースなど色々な物を作って
赤ちゃんに与えてみましたが、一向に泣きやみません。
仕方なく、再び自分のオッパイをしゃぶらせてみました。

2003年ウトロいるかホテルにて

そうすると
不思議な事に、赤ちゃんはゴクゴクと音を立ててお乳を飲んでいるのです。
不思議に思った男は、自分のオッパイを絞ってみました。
なんと、お乳がピューと吹き出すではありませんか。

滝上町のホテル渓谷−2008年9月・撮影愛奈美

訳も解らないまま男は、赤ちゃんにお乳を飲ませました。
お腹一杯になった赤ちゃんはスヤスヤと眠っています。

男は思いました。
自分は女性になってしまったけれど、
その代わりにこの赤ちゃんが健康に育つ。

自分が、母親になってこの赤ちゃんを育てていこう!!
それが、この子にとっても一番の幸せだろう。
この日から、男は女性になってしまったとさ。

お粗末様でした 。

Date:2002年5月28日 (記)
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愛奈美の空飛ぶ船
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